沖縄で海を見ながらプログラミングしてたい

主に趣味のmake関係の事など。

Maker Faire Bay Area 2014 に行って来た その2

その2
現地で感じたことをMaker Faire Tokyoとの比較をしながら考察してみます。

1.子供の見学者、展示者が多い
日本からの参加者が最初に感じるのは、これじゃないでしょうか。
親子連れで参加されている方が非常に多いです。親子3代で参加されている方もたくさんいました。
出展者も小学生くらいの子どもが自分でモノを作って展示・販売していたり、学校や課外活動でみんなと一緒に作ったものを出展しているコーナーもありました。
みんな自分が作ったものを堂々と説明していて、力強さを感じました。

一般ブースにも子供が多い


2.展示の幅広さ
日本の展示だと、電子工作、ロボット、手芸などが多いのですが、こちらではそれ以外の展示のバリエーションが多いです。
鉄で作った造形物から火を噴かせたり、自転車を改造して作った乗り物、ロボット同士の対決、アメリカ人大好きスチームパンクNASAやフォードなどの大企業系、HANDS-ON HOMEGROWNと呼ばれる(日本語にうまく訳せない)家庭で作った鉢植え、はちみつ、キノコなどの展示即売、いろんな種類のワークショップ(ミニカーなどの子供向け工作、Tシャツにシルクスクリーンで印刷、空気圧ロケット作り)などなどがありました。
幼稚園児からおじいちゃん、おばあちゃんまで、すべての年代の人が楽しめるってすごいです。
開場前に係の人が「ロボット見に来た人ー!3Dプリンタ見に来た人ー!」と手を上げさせて盛り上げていたのですが、「HANDS-ON HOMEGROWN見に来た人ー!」のところで家族で来ていたおばあちゃんが「私はそれを見に来たのよ!!Yhea!!」と元気良く手を上げていて和みました。

買う気なかったから試食しなかったけど、なにか味見しとけば良かったなー。


3.でかい
でかいの多いです。
火を噴くやつはだいたいでかいです。
テスラコイルもでかいです。
ヘビロボットもでかいです。
キリンもでかいです。
アメリカはこういうの作るスペースがあってうらやましいなと思ったんですけど、日本にもクラタスがあるし、やる気と文化の違いかもしれません。
で、気づいたんですけど、これらって初お披露目がネバダ州の砂漠で行われるバーニングマンだったり、そこに持っていってたりしているみたいなので、そこの影響が大きいのは間違いないかと。
日本だとニコニコ動画で話題になったやつの出展が多いのと似ているでしょうか。



4.広い
そういったわけで、会場が広いです。
全部見て回るのに1日では無理です。



5.日本の出展者
日本からの出展者も多かったです。
大手の企業からはソニー東芝が出展されてたようなんですが、見つけられず…というかどちらもロゴはちらっと見た気がするので他のがあまりにも濃すぎて見逃したのかも知れないです。すみません。
弊社もMakeというコンセプトに合っていてアメリカで受けそうな商品あるので出展してみるといいのにと思ったり。

日本のベンチャー企業も多く出展してました。

6.入場料
MakerFaire Tokyoの入場料は前売りで一日1000円、BayAreaは$27.5(2日セットで$50)です。
会場の使用料などは分かりませんが、BayArea並みに大きい規模でやるとそれくらいになる可能性があるかなと。
個人的には多少高くなっても規模が大きいほうがうれしいです。


7.今後の発展
というわけで、日本とは結構違う雰囲気だったのですが、2007年に行った方がまとめている記事を見つけました。

Maker Faire BayArea 2007レポート (再録): からくりP雑記帳
みずよん様ありがとうございます。


読むと集まっている年齢層とか今の日本でのMakerFaireとあまり変わらない雰囲気を感じたので、この数年で変化していったようです。
今後日本のMakerFaireもどのように変わっていくのか、楽しみです。
デザフェスと合わせてビッグサイトで開催してくれると、結構幸せになれると思うのですがいかがでしょうか。